ヒトの全細胞

ヒトの体は37兆個の細胞から構成され、その種類としては約200種であると言われています。「赤血球」「神経細胞」「骨細胞」などの体内の細胞と、「iPS細胞」「HeLa細胞」などの培養細胞を解説します。

「 結合組織に関する細胞 」 一覧

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骨細胞

骨細胞 (osteocyte) ○骨細胞とは 骨細胞は、自らが産生した骨基質に埋没した骨芽細胞である。骨層板の隙間である骨小腔の中に位置しており、骨小腔から放射状に広がる骨細管という空間に多数の突起を …

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破骨細胞

破骨細胞 (Osteoclast) ○破骨細胞とは 破骨細胞は、骨縁において骨を吸収する細胞である。骨との接触部に波状縁と呼ばれる構造を持ち、そこから分解酵素が放出されている。破骨細胞の働きによって生 …

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骨芽細胞

骨芽細胞 (Osteoblast) ○骨芽細胞とは 骨芽細胞は、骨を形成する細胞である。産生する有機物質はコラーゲンが主であるが、オステオカルシン、オステオポンチンもわずかに産生する。これらは骨の有機 …

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褐色脂肪細胞

褐色脂肪細胞 (brown fat cell) ○褐色脂肪細胞とは 褐色脂肪細胞は、多胞の脂肪滴(白色脂肪細胞は1つ)を持った褐色の脂肪細胞である。新生児や冬眠中の動物に多く見られ、脂肪を分解して熱を …

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白色脂肪細胞

白色脂肪細胞 (white fat cell) ○白色脂肪細胞とは 白色脂肪細胞は、細胞内に一つの大きな脂肪滴(単胞)を持った白い細胞である。脂肪の蓄積を担っており、脂肪を用いて熱を産生する褐色脂肪細 …

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線維芽細胞

線維芽細胞 (fibroblast) ○線維芽細胞とは 線維芽細胞は、結合組織を形成する細胞である。楕円形の核を持つことをその特徴とし、成人でも活発に分裂を続けている。マウス胎の線維芽細胞由来の3T3 …